夏になると、山々の木々にたくさんのカブトムシがやってきます。
男の子を持つ家庭では、パパとカブトムシ採集に出掛けるという方も多いのではないでしょうか?
そんなカブトムシの最適な捕り方について、どんなポイントがあるか知らない方も多いかもしれません。
そこで今回は、夜行性と言われるカブトムシですが、
- 昼間にとることができるのか
- カブトムシ採りの最適な時間
- 簡単に採集するためのトラップの仕掛け方
をご紹介します!
この記事でカブトムシの捕り方をマスターして、夏休みにぜひカブトムシ採りを楽しんでみてください♪
カブトムシの捕り方の基本

まずは基本として、カブトムシを獲るためにはどんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
ここからは、カブトムシの捕り方の基本の方法をご紹介します。
高確率でカブトムシを獲る方法

カブトムシを確実に採るためには、昼間のうちに樹液がにじみ出ているクヌギやコナラの木を探しておくと、かなり高確率でカブトムシを見つけることができます。
雑木林にあるクヌギやコナラの木に、日が暮れた頃からたくさんのカブトムシが樹液を吸いにやってきます。
そのため、夜行性のカブトムシは夜になると活動を始めるため、樹液がにじみでている木を昼間にチェックしておきましょう。
そうすると、効率よくカブトムシを見つけることができますよ♪
このように考えると、カブトムシを獲るにはの明るいうちにカブトムシが集まってくるクヌギやコナラの木をリサーチしておくことがカギだと言えますね。
その他にも、自動販売機などの光を頼りにカブトムシがたくさん集まってくることがあります。
集まってきた時がチャンスなのでその時に採るのも良いですね♪
カブトムシを見つけて採る際は、親指と人差し指でカブトムシの胴体部分を軽くつまむようにして採集しましょう。
捕りすぎには注意!

カブトムシをたくさん採集したいあまり、カブトムシ採集に熱中しすぎて、必要以上に採集してしまうということは避けるようにしましょう。
なぜなら、もともと野生のカブトムシは自然環境に住んでいるため、住み慣れた環境から人工的な環境で飼育するよりも、自然界で生きることを最優先とするのが良いとされるため、私たち人間が虫たちに敬意を払うことが重要だからです。
例えば、木を削ったり、樹皮がめくれているものをさらに剥がすことで樹液が出てこなくなり、カブトムシから自然の餌を奪ってしまうことになります。
このようなNGな行為は行ってはいけません。
また、後にご紹介する「トラップ」についても、採集後、回収を忘れてしまうことのないよう注意しましょう。
カブトムシは昼間には絶対にとれないの?

カブトムシは夜行性の昆虫のため、昼間は木の根元や枯れ葉の裏、また、土の中にもぐっていたり草むらの中に隠れているので、なかなかその姿を見ることはできません。
特に、メスのカブトムシはオスのカブトムシのような角がないため、地中深くに土を掘ることができます。
そのため、土のより深いところに身を隠しているため、その姿を見つけるのは難しと言われています。
まれに木の高いところにその姿を見つけることができるので、上手に探すと昼間でもカブトムシを採れることだってありますよ♪
カブトムシが捕れる最高の時間は?

カブトムシは6月になるとさなぎになり、その後3週間くらいかけて成虫に羽化し、7月には成虫になったカブトムシの姿を見ることができます。
そのため、カブトムシを獲る狙い目は6月から8月がチャンスだと言えます。
また、カブトムシは夜行性のため、20時から明け方4時半頃までの間に活発に活動し、樹液を吸うために土の中や葉の陰から出てきます。
このように、夜の時間帯、もしくは朝方にかけてカブトムシ採集に出掛けると高確率でカブトムシを採ることができますよ♪
カブトムシを捕るためのトラップの仕掛け方

カブトムシを採るためには、自然に木から樹液が出ているところを探すのが最も効率の良い方法ですが、下見しても樹液が出ていそうな木が見つからない場合はトラップを仕掛ける方法を実践してみましょう。
トラップを仕掛ける際は、甘味の強いバナナを利用すると良いですよ♪
ここからは「バナナトラップの作り方と仕掛け方」をご紹介します。
バナナトラップの簡単な作り方を解説!
この投稿をInstagramで見る
バナナトラップの材料
- 皮つきの完熟バナナ
- 砂糖
- 焼酎
- ドライイースト
- ジップロック
作り方
- 皮が付いたままのバナナを輪切りにし、潰したら砂糖と焼酎、ドライイーストを混ぜる。
- 1をすべてジップロックに入れ、直射日光の当たる温かい場所に1日置く。
- イースト菌によって発酵がすすみ、ジップロックが膨れ上がったところで中の空気を抜いておく。
このように、バナナが黒くなって発酵がすすむと出来上がりです。
バナナトラップの最適な仕掛け方
この投稿をInstagramで見る
ジップロックの中に出来上がったバナナトラップの餌は、ゴム手袋をした手で直接木に塗りつけてください。
他にも不要になったストッキングの中にバナナを入れ、木にぶら下げるという方法もありますが、後に回収し忘れてしまうことも考慮すると、直接木に塗る方がよりカブトムシが寄りつきやすく、採集しやすいと言えます。
さらに、ライトを使用し、光とバナナトラップの両方を活用した採集方法も効果的です。
いずれの方法でも効率的なカブトムシの捕り方ですが、木にぶら下げる場合は、他の生物や昆虫が引っかかってしまうことのないよう、必ず回収するようにしてくださいね。
また、トラップは人工的に仕掛けるため、そもそもカブトムシが集まりやすいクヌギやコナラの木でなくても良いです。
樹液が出ていない木に、午後からトラップ仕掛けをしてみましょう。
そうすると、夜になるとカブトムシが活発に活動し、バナナトラップにたくさん寄りついてきます。
ぜひ実践してみてくださいね♪
カブトムシが捕れやすい条件や場所は?
便乗して雨上がりの #カブトムシ pic.twitter.com/Tq56ZLzBf0
— Axanthic (@Axanthic1) February 12, 2019
野生に生きるカブトムシは、クヌギやコナラの木から出る樹液を最も好んで寄りついてきます。
また、カブトムシが最も採集できる条件は、雨が上がった翌日の蒸し暑い日が最もよく捕れる条件と言えます!
カブトムシは雨の日にはあまり活発に活動しないため、その日は十分な樹液を吸えていない状態です。
そのため、雨が上がったタイミングで、その日の夜はあっちこっちの樹液の出ている木にカブトムシの姿を大量に見ることができます。
大量のカブトムシ採集を狙うなら、雨上がりのジトジトとした湿度が高く気温30度以上の日の夜を狙ってカブトムシ採りに出掛けてみましょう。
まとめ
今回はカブトムシの効率的な捕り方、カブトムシが採れる時間やトラップの作り方、仕掛け方をご紹介しました。
カブトムシが大量に採れる条件は、20時〜朝4時半頃が狙い目で、雨上がりで湿度が高く気温30度以上となる夜を狙うのがベストであることが分かりましたね。
トラップも簡単に作ることができ、仕掛けも直接木に塗りつける方法で行うなど、簡単に仕掛けを行うことができますね。
ここでご紹介したカブトムシ採集の方法を実践し、今年の夏休みはぜひカブトムシ採りに出掛けてみましょう!
《こちらの記事もおすすめです!》