1994年に発表された名作映画「フォレストガンプ」。
公開されてから24年も経っているのに、まったく色褪せることのない映画です。
メッセージ性も素晴らしいこの映画の監督は世界的に有名なロバート・ゼメキス監督。
大ヒット映画「バック・トゥザ・ヒューチャー」の監督としても有名ですよね!
そんな監督が今回、SFではなく【人間劇】に的を絞って制作した映画「フォレストガンプ」とはどんな映画なのでしょうか。
今回はこの映画の感想や見どころについて紹介します。
いつの時代でも観てほしい深くて良い映画
舞台はアメリカ。
片田舎で住むトム・ハンクス演じる主人公フォレストガンプは、背骨の異常で足に装具をつけていました。
しかも普通の人よりも知能が低く、幼少期から、よくからかわれていたガンプ。
そんな時でも友達でいてくれたのは、幼馴染のジェニーだけは彼と仲良くしてくれました。
ある日ジェニーといるところを絡まれたガンプは一生懸命に逃げました。
ジェニーも「走って!」と応援します。
走って走って逃げ切った彼の足は、強靭なものになり、スポーツマンとして活躍するのです。
身体が弱くて、うまく歩けなかったガンプでしたが、気持ちがその状況を撃ち破ったんですね。
入隊した後も、素直に周りの人のいう事を聞くガンプ。
悪い人に利用されるのでは?とも心配になりますが、逆に【天使の心】に、皆が清められていくんです。
時代にほんろうされ、彼の職業も色々変わっていきます。
しかしその性格から、つねにトップの技術を身につけて最後はみんなに認められるんです。
少年時代に種をまき続けられたその理由は?
年を重ねたガンプは、幼馴染にジャニーと何回か会う機会があります。
シンガーになる夢を追いかけて、失敗したジェニー。
ジェニーの転機に、かならず彼はジェニーと話をするんです。
しかし彼は表面上の言葉しか受け取ることができないので、ジェニーが言いたいことの半分も理解することはできないんです。
そういう部分は、人間関係や生活で支障が出る部分です。
しかし、ガンプのその【まっすぐさ】が、厳しい訓練や練習、試練にも耐えられてきたことも事実なんです。
つまり彼が意識せずにしてきたことは、何もかもを【受け入れる】という事なんですね。
そして【無欲】である、ということ。
ガンプは自分の思い出話をバス停で会った人たちにしていきます。
入れ替わりたち替わり、バスを待つ時間を持て余した糸たちが、彼の話に聞き入るんです。
そしてラストは?摘み取る時期には何が実っていたのか
この映画のサブタイトルは「一期一会」といいます。
その言葉の通り、ガンプは翻弄される人生で職業を転々とし、様々な人たちと出会います。
最初は、その様子からいじめられるガンプ。
しかし彼の忍耐強さや前向きな姿勢に、味方も多くなります。
その味方とも離れるときがきますが、思い出はお互いに持っているんです。
あの時、尊敬できるのはあの人だったな、と思い起こしたときにその人の【偉大さ】が相手の記憶に残るんですね。
彼が最後まで育てているのは、そんなふうに相手に思われる「行い」なんですね。
誰かにそう思われ続ける素敵な人生。
では最後に彼の心に残ったものは何だったのでしょうか?
まとめ
今回は素晴らしい映画「フォレストガンプ」の感想と私なりの見解をご紹介しました。
ガンプが人生で大事にしてきたものは、周りの人たちの幸せでした。
そんな彼の気持ちを知って、同じようにガンプに優しくしてくれる人もいます。
出会う人たちには、決して嘘はつきませんでした。
そんな彼の人生を見て、笑う人もいるかもしれません。
でも笑われてもいいのです。
心に持っている「誇り」は、誰にも汚すことができないのです。
ガンプの育ててきた経験と「誇り」。
でも彼は、きっとそんなことを得意げにも思わずに同じように毎日を過ごしていくんですね。
そんな生き方がカッコイイ。
そう思わせるのがフォレストガンプの生き方なのでした。
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