2001年に公開された映画「キューティー・ブロンド」。
ブロンドで派手な女子学生だったエルが、その周囲からの反応と闘って弁護士になって成功する物語です。
その努力の方法がとっても斬新で、周りからの嫌だがらせからもへこたれず、頭をつかって解決していきます。
サクセスストーリーの映画はたくさんありますが、今回はブロンドの女の子が主人公に!
そのことによって、とっても新しい感覚の痛快コメディに仕上がっているんです。
今回はそんな映画「キューティー・ブロンド」の感想と見どころを紹介します。
主人公は頑張る元気な女の子!
物語の始まりは、主人公エルのゴージャスな私生活から始まります。
エステして、オシャレして女友達から見送られてデートにいくエル。
そんなエルはそのデートのレストランで、恋人ワーナーに振られてしまいます。
理由は、ワーナーの家系が政治関係だからです。
ワーナーも「弁護士になって、政界への足掛かりを作りたい」と話します。
だから結婚相手はエルではない、という別れ方でした。
このワーナーの別れの言葉は、エルを傷つけないように、と配慮されたものだったようですが、私は全然納得がいかない感情になりました。
実はワーナーには政界に関係のある女性との縁談が決まっていて、将来のためにその女性ビビアンと婚約をしたのでした。
そんなことに全然気づかなかったエルは、「私がもっとワーナーにふさわしい女性になったら、ワーナーは帰ってくるはず!」と、ワーナーと同じハーバード大学めざして猛勉強を始めるんです。
この部分が視聴者がエルを応援したくなる部分ですよね!
エルは見た目は遊んでいて、経験豊富のように思える女の子ですが、実はピュアで頑張り屋さんの女の子なんです。
そして記憶力も抜群!
ファッション専攻の彼女ですが、一度雑誌で見たデザインやステッチも覚えていて、マヌカンの押し売りも一蹴するのです。
見事ハーバード大学に合格!しかし試練が
努力の末、ハーバード大学に入学したエルだったんですが、そのファッションセンスから嫌がらせを受けるようになります。
いままではおしゃれする友達といっしょにいたので気づかなかったエル。
しかしこの大学では、地味な格好をして勉学に励む女子ばかり。
華やかなエルはやっかまれて、友達がなかなかできません。
これは日本でもよくある状態ですよね。私も経験があるので気持ちが分かります。
そして、教授からも「浮かれているような」エルの態度は、厳しくされてしまいます。
しかしそこでも「私がもっと努力すればいいんだ!」とエルは猛勉強をはじめるんです。
この応援したくなるエルの人柄が私は大好きで、元気が欲しい時はこの映画を何度も見てしまいます。
ワーナーを取り戻すことができるのか?
ワーナーがビビアンと婚約したことを知ったエルは、ショックのあまり近所の美容サロンに飛び込みます。
そこでハンドケアの担当になった女性が、エルの失恋話を聞いてくれます。
友達もできて、勇気が湧いたエルは勉強も自分磨きも奮闘します。
友達の存在はかけがえのないもの。
お互いのトラブルを解決しながら親友を得たエルは、弁護士の実習にも参加できるようにまで成長しました。
やっぱり悩んだ時や挫けそうな時に友人の存在って大きいですよね!
私も今までの人生でどれだけ友人に支えられてきたか分からないくらいなので、友人の大切さは身に沁みます。
美人弁護士の誕生!その頃にはエルの失恋心は?
実習に選ばれたのはエル、ワーナー、ビビアンとあと数名のクラスメイトでした。
その実習の内容は、有能弁護士で有名なキャラハンの弁護の手伝いでした。
右腕として参加していたエメットとも協力し、事件の調査を調べるエル。
依頼人の秘密を厳守するエルの姿勢に、一同はもめます。
しかし依頼人の秘密を守り続け、信頼を勝ち取ったエルは、意地悪なキャラハンのかわりに担当弁護士に採用されるのです。
その裁判の時に見事に真犯人を暴き、依頼人は無罪を勝ち取ります。
その暴き方が何とも痛快で、正しく頑張ってきたエルならではの成功と言えるんです!
まとめ
女性の見た目しか見ない人間は多くいます。
ワーナーもそうで、勝訴を勝ちとったエルに近づいてきますが、そんなころにはもうエルは、ワーナーが小さく見えていたんです。
新しいパートナーであるエメットと新しい道を行くエル。
頑張っていても誰からも認められないとき。
そんなときは、誰だって悩んだり落ち込んだりしてしまうものです。
しかしずっと頑張って階段をのぼっていけば、自分を認めてくれる仲間たちに出会えます!
頑張り続ける姿勢を観てくれている人がいる。
そんな励まされるような映画「キューティー・ブロンド」は元気や勇気が欲しい時におすすめの映画です。
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